こんにちは!グミが大好きタクヤ(@takudaipare)です!
今日は僕の29年間の人生で一番充実していた時期の話をしたいと思います。
オーストラリアにワーキングホリデーをしていた時の話で、基本的に滞在できる期間は1年間と決められていますが、ビザをもう1年間延長する方法がありました。
それはオーストラリアで農業の仕事をするということでした。
そこでの生活は今までの人生で、一番衝撃を受けた時間でもありましたし、何もかもが挑戦の毎日となって、すごい充実した日々になりました。
オーストラリアのど田舎で生活したら、人生最高の毎日になった
ワーホリの最初の7ヶ月を都市で過ごした僕は、もう一年オーストラリアに滞在して英語を勉強したいという強い気持ちから、
働いて貯めたお金でボロい車を買い、一人で目的地の知らない街に向かいました。
何も仕事のアテもなければ住む場所も確保しておらず、しまいにはどんな場所なのかもほとんど何も情報がないまま、ひたすら四時間半運転して向かってました。
まさかの車の玉突き事故に遭遇、車破損
意気揚々と車を走らせていたのですが、その途中でいきなり前方車両が急ブレーキをかけたので、
とっさに僕もブレーキを踏みました。僕の車が当てたのではなく、後方車両にぶつけられてリアランプが破損、、、。
後続車両も事故を起こしたらしく、当時英語がほとんどダメだった僕でしたが、
数人の運転者と英語で話を何とかしながら、うまく処理しました。
優しいおじちゃんの車の保険を使うことができ、無料で直せるとのことでしたが、まさかのスタートとなったので、一気に不安になったのを覚えています。
アジア人は僕一人の3ヶ月間
その後無事街に着いたのですが、びっっっっっくりする位ど田舎で、スーパーは一軒、数件のパブにあとは何もない街でした。
ほんと何もなかったです。とりあえずそれにびっくりしながらも仕事斡旋所を見つけ、
そこで働くおじちゃんに相談したら運良くその場で仕事が貰えて、
そのファームのオーナーの女性と話をし、言われたのがこれ。
「作業できる格好と日差しが強いからなるべく長袖、あとは4Lの水ね」
この時はなめていました。4Lって言い過ぎ!笑
後ですぐに分かったのですが、まじで暑い中半日以上外で果物の収穫で、4Lは簡単に無くなり、
疲労からか、最初の1週間は仕事終わって帰ってすぐ寝るだけの生活でした。
ただ幸運なことに、そこでは僕しかアジア人がおらず、必然と英語環境が揃っていました。
イングランド、ドイツ、イタリア、フランス、ベルギーとヨーロッパ人と毎日キャンプのような生活を送りながら、僕の英語力をどんどん試して、わからないことは聞きまくって教えてもらっていました。
食事の準備で米は鍋で炊くという初めての経験、シャワールームにでかいカエルがいて、
外でカエルの大群の中で夜は歯磨きをし、部屋に毎晩小さなネズミが来訪、
毎日音楽と酒で酔ったヨーロピアンに囲まれ、夜になると満天の星空で天の川がいつも見ることができ、流れ星も見れる、そんな毎日がキャンプのような日々を過ごしていました。
日本語を3ヶ月間話さないって最高
なので日本語を使う機会が本当にありませんでした。映画を見る時も字幕なしで鑑賞。
映画の内容は70%理解できたらいい方でした。
そして、労働兼生活していた場所が街から車で30分ほど(信号ない)かかるので、
食料の買い出しは週1~2程度で、スーパーで時々日本語を誰かが話してるのを聞く程度でした。
だからいつも僕はイングランドの友達に、「俺今日も日本語使ってない!まじ最高!」って興奮しながら話していたのを思い出します。
休みの時は英会話をしながら分からない単語の意味やニュアンスをネイティブから教わり、
近くのでかい川で数人で手漕ぎボートに乗って手作りの釣竿を使ってよく釣りもしていました。
夕暮れで川に浮かびながらビールを飲んで楽しむ、こんなこと日本じゃ見れない光景だと思います。
本当に今でも思い出すくらい感動的なシーンでした。
人生に必要なことはそこで学んだ
環境がそうさせたのかもしれませんが、ど田舎でスーパーやパブに行くのも時間を要するので、お金を使う機会がありませんでした。
洋服なんてものは最低限のものしか必要なく、おしゃれをする必要もないし、
ヒゲもボーボー、髪の毛ボサボサ、仕事終わりのお酒もたまに飲む程度であまり必要ありませんでした。ここで僕が気づいたのは、
「欲しいモノと必要なモノ」の区別をすること
が人生で重要な考え方ということです。
人間は欲が抑えられない生き物です。洋服も毎年新しいものをシーズン毎に買い、食べ物、飲み物で簡単にお金は消費されます。
人が生きて行く上で必要なことは間違いないのですが、
僕はオーストラリアにいた時はほとんど買い物をしませんでした。
いつでも身軽でありたかったし、物を増やす意味がなかったのと、既に「持っている」という考え方を持っているからです。
自分の活動に必要なものであれば買いますが、それ以外に関しては「欲しい」のか、「必要」なのかを区別して考えるようになりました。
大自然の環境は時に人間に何かを気づかせてくれるものだと思います。
また、ヨーロピアンと共同生活をすると、たくさん色々なことを話しました。
その国の事情や彼ら独自の考え方、また僕ら日本人との共通点や、他の国々と日本の違いや良さ、悪さ、そういったことを客観的な視点から教えてくれました。
本当に大切な時間でありました。
一人でなかなか海外で何の計画性のないまま行動して行くことはできないだろうと思います。
怖いし、不安、英語話せない、色々ある中で、でもこうやって僕みたいな人間でも何とかなるだろうと楽観的に人生を捉えることが出来るようになった海外生活だったので、
もし今ワーホリ中で悩んでいる人や、海外に行きたい人の為になったらいいなと思います。
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