みなさんこんばんは!
コンビニでグミコーナーで腕を組んでどれがいいか悩んでしまうくらいグミ好きのタクヤ(Twitter @takudaipare)です。
今日は、みなさんも毎日利用するであろうコンビニでの、ある意味恐ろしいビジネス戦略について話していきたいと思います。
人によっては一日何回もコンビニを利用するかもしれません。まず一度だけ自分の行動を思い返して見てください。
何気なくコンビニに入店しました。まずどこへ向かって歩きますか?
その選択は本当に自分で選んだものだと思いますか?
実はもしかしたらその選択した行動がコンビニによって誘導されているかもしれません。
そこには人間の行動心理が隠されているのです。
窓際に雑誌コーナーがあって、店内右奥にドリンクコーナー、レジ横に弁当が置かれ、
レジ前には和菓子やお菓子が並んでいるのには理由があったのです。
そんな普段馴染みのあるコンビニに隠された、ビジネスで役に立つ情報、そして普段の話のネタになることを話していきたいと思います。
気づいた?コンビニのレイアウトは計算されて配置されている
コンビニの店内を想像してみてください。
立地条件やそれぞれの店舗の戦略によっては違いはありますが、基本的には、入店して左手の方向に雑誌コーナーがあり、
それを過ぎたらドリンクコーナー⇒パンコーナー⇒おにぎり、弁当コーナー⇒レジとなっていると思います。
これが何を意味するのか?
コンビニという狭い敷地面積で、どれだけ1人のお客さんが買う商品の数を増やせるか(客単価)、それが非常に大事なビジネスとなるのです。
しかもコンビニ内でお客さんがどこに何があるのか分かりづらい配置ですと、購入する意欲がなくなり、客単価が安くなってしまうのを防ぐために、分かりやすい配置になっているのです。
人間は無意識に”左”に行く習性を持っている
迷わずドリンク→パン・おにぎり・弁当を選べる道筋になっている
人間は道に迷った時やどちらか右か左かを選択する際に、左を選択する確率が高いとされています。
そのため、コンビニに入店すると左奥にドリンクコーナーがあることが多く、まずドリンクを選びます。
そして、ドリンクを選んだ時に、何気なく視線に入るのは『エンド』と呼ばれる各陳列スペースの両端に置かれた商品に目が行くと思います。
最新の商品が並んでいたり、その店が押すオススメ商品が並んでいることが多いです。
一度目線に入ると、なんとなく気になって手に取って、もしかしたらそのまま買うかもしれません。
こうやって一つ一つ行動を誘導されているのです。
そしてそのままお菓子コーナーにも分かりやすく行けるし、パン、おにぎり、弁当コーナーも視線に入っているので、そっちにも誘導しやすいのです。
そのままレジに行って買い物が終了する人もいれば、中にはレジ前に置かれている商品に目が入り、ついで買いにもつながるのです。
和菓子が特にレジ前には並んでいることが多いのですが、それは高齢者の方に商品を見つけやすくするために並べているのです。
雑誌コーナーが窓際にあるのは、店内に人がいることを外に見せるため
雑誌コーナーで立ち読みをする人がいると思います。最近はほとんどテープが貼られ立ち読みできないようになっていますが、
目についた雑誌を選んでいる姿を外にいる人達に見せることで、”暇な店”ではないことを示すことができます。
ガラガラでお客さんのいないレストランやお店に入るのは躊躇しますよね?
その心理をうまく活用して、コンビニに入店してもらえるように誘導しているのです。
おにぎり100円均一というお得さのメッセージ
よくおにぎりコーナーで見かける”おにぎり100円均一”というキャッチコピー。
これにも実は意味が隠されており、『おにぎり○円引き』よりも100円均一にして書いた方が僕ら人間はお得感を感じるのです。
全員に当てはまるものではありませんが、心理学上、確率が高いのは後者の言葉なのです。
まとめ
『売るのではなく、お客さんの時間をコントロールすることが売上UPにつながる』
今回、わかったことは、これは全員がこの行動心理学にのっとった戦略にかかっているわけではないことです。
人によっては全くコンビニが意図する行動を取らない人もいるのは普通のことです。
そしてコンビニは売上を伸ばすために”売る”ことよりも、お客さんそれぞれが店内の滞在時間を伸ばすこと、
またたくさんの種類の商品をお客さんの視線に入れることで、興味を促し、結果的に売上につなげているのです。
その時代に合った商品構成や、種類、お店のレイアウトは各会社によって変わるので、
今日この記事を読んでくれた方は次にコンビニに行く時に少し意識して入店してみてください。
今までと違った見方ができて普段の生活に一つ楽しみが増えると思います。