仕事が出来る人は目の前に落ちているゴミに気付き、拾う。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
         仕事が出来る人

こんにちは!タクヤ(@takudaipare)です。

今日は少し為になる話というか、大人になるにつれて求められる、ごく当たり前で、でも誰もが全員出来ているわけではないちょっとした”気付き”について話したいと思います。

ではさっそくいきなりですが質問です。

家にゴミが落ちていたら拾いますか?

もし、ここで「NO」と答えた人はもう何も言えなくなってしまうので、YESを前提に話を進めていきます。

ほとんどの人は「YES」と答えたと思います。

では次に、この質問はどうでしょうか?

あなたの職場にゴミが落ちていたら拾いますか?

この質問にはおそらく全員が「YES」と答えにくい質問なのかなと思います。

中には自信を持って「YES」と言える人もいるでしょう。

この「YES」か「NO」のたった2つの選択肢のどちらを選ぶかで、自分が社会人として成長できるのか、良い仕事ができるようになるのかが分かれます。

ではもう少し詳しく話していきたいと思います。

仕事が出来る人は気付きを得る機会が多い

まず、仕事が出来る人というのはここでは職場での上司、同僚、後輩との関係が良好で、毎日の仕事をこなしながら結果(数字、お客さんの満足度)を出している人を指します。

仕事ができる=与えられた仕事をこなすというのではなく、与えられた仕事ができる人というのは、作業ができる人という位置づけになります。

本来仕事というのは自分で作るものや見つけるものであり、何かあればその度に頭を働かせ、必要であれば周りに助けを借りて進めていくものだと、個人的には思っております。

仕事が出来る人の多くは、日常生活から多くのことを自然に学んで吸収し、それを仕事に生かしています。

いわゆるインプットとアウトプットです。

そしてこのインプットの部分で大切なのが、”気付き”です。

日常のふとした変化や他の人の目に付かない部分にまでセンサーが行き届いており、疑問と解決を常に頭の中で行っています。

「なんであれはこうなっているんだろうか?」

「あそこのゴミ箱はいつも満杯なのに、最近ずっと片付いている、誰が片付けているんだろうか?」

など、とにかく他人からしたらどうでもいいことにまで視野を広げて日々過ごしている人が多いです。

この気付きを得る機会が多ければ多いほど、それは仕事にも活かされていき、それが自ずとその人の評価にも繋がっていくのです。

家ではゴミを拾い、職場では拾わない人は言い訳から入る

ある僕の知り合いの65歳になる社長がいます。

その社長は会社のビルの上層階に個人宅を持ち、下のフロアが会社となっています。

その社長の毎日の日課として、毎朝家の近所を散歩するそうです。

その時も先ほど言ったように、自然と色んな視点を持って毎日の街の様子を散歩しながら眺めているそうです。

ある日、散歩が終わり家に帰ろうとした時に、その社長は2つのタバコの吸い殻を会社の敷地内で見つけました。

誰かがそこで吸ってそのまま灰皿に入れず、ポイ捨てしたのでしょう。

それが社員なのか、たまたまそこにいた通行人だったのかは分かりません。

そこで社長があることを思いつき、とった行動が1つのテストとなりました。

社長は、その吸い殻を”あえて”拾わず、放置したのです。

ここで社員の普段の行いを試したのです。

そしてその日の仕事前の朝礼の際、社長は全社員にこう聞きました。

「今朝、家の周りを散歩をした時に会社の敷地内にタバコの吸い殻が2つ落ちていたんだが、それを拾って捨てた者はいるか?」

社員「…….。」

社員の反応はイマイチでした。

誰もそれを拾っていなかったのです。

社長はわずかな期待を持っていたのですが、残念ながら無駄な結果となってしまいました。

全く気づかなかった人も中にはいたと思いますし、気づいていたけどわざわざ拾うことはしなかった人も大勢いたと思います。

社長は続けてこう言いました。

「だからお前らは仕事ができないんだ。なぜ気づかない、もしくはなぜ気付いていながら、それを拾わない?見て見ぬ振りをして、誰かが拾ってくれるだろうと誰かに期待するのか?」

「自分の家にゴミがあったら拾ってゴミ箱に捨てるだろう?そのゴミも見て見ぬ振りをして放置するのか?」

ここで社長が社員全員に言いたかったことは、

『なぜ自分が働く職場が汚れているのに、誰もそれを綺麗にしようとしないんだ』

ということです。

もし自分の家が汚くなったら、誰でも掃除しますよね?

汚い部屋だと心も落ち着かないし、住みにくいですよね。

これが気付きの1つなのです。

そもそも気づけない人というのは普段何も考えずただ歩いているだけで、何かを学ぼうとする姿勢や意識が欠けている人が多いとその社長は言っていました。

ここである社員の1人がこう社長に言いました。

「僕らはタバコを吸いません。だから僕たちのせいではありません。」

これを聞いた時、僕は思わず笑ってしまいました。

確かにタバコを吸わないから自分には関係ないという気持ちも分かりますが、これは「吸う、吸わない」の問題では無く、「拾う、拾えない」の問題であって、この社員は、問題の本質すら理解していなかったのです。

成功者の成功する方法よりも、姿勢、人間性を学ぶことが大事

Twitterやnoteでたくさんのいわゆるお金を稼いでいる人たちの金言が毎日毎日発信されています。

成功していない、お金を稼げていない人にとってはまさに欲しい情報ばかりのはずで、それを真似して自分でやってみる人が多いでしょう。

ただ、それはどれもが再現性が低いものばかりで、誰でも出来るようでできないものばかりです。

でもそれを知らない人たちは”やり方””コツ””速さ”ばかりを求め、近道ばかりしようと必死になっています。

それよりもその成功している人たちの共通点を人間性や性格、考え方、視点など様々な項目で見つけて分析し、まずは、自分の軸を作る方が大切なのではないかと思います。

その1つに、”気付きを得る”回数を増やすということが大事だと僕は思います。

拾わなくても別に人生困らないです。

ただそれを拾ってみてゴミ箱に捨てたり、今まで全く気にしなかったこと、周りの景色に注目しながら毎日を過ごしてみるなど、普段の生活から何かを得て、それを仕事や人生に生かすことが大切だと思います。

<オススメ記事>

40代で金無し借金持ちになった68歳のオジサンとランチした話

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

SNSでもご購読できます。