「仕事は楽しいかね?」の問いに人生で必要な”気づき”が隠されている

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         仕事は楽しいかね?

こんにちは、タクヤ(@takudaipare)です。

最近、働き方改革というのが少しずつ世の中に浸透してきましたが、

そこで露呈したのが、

会社員VSフリーランスという構図。

Twitterではそれぞれの立場で給料がどうだの、働き方、働く場所の自由さ、守られている強さ、スキルは会社で得るべき、いや仕事を辞め、学びながら実践してアウトプットをどんどんしようとか、いろいろ互いにぶつかっているのがよく目につくようになりました。

僕は正直どっちでもいいと思ってます。どっちでもいいからそれぞれマウントを取って支持者を増やして数で勝負するのは正直見ていて嫌な気分になります。

そんなちょっと気分が落ち着かないときに、ふとこの本を見つけました。

すごいシンプルなタイトルで、でも世の中の人が答えにくい質問だと思う。

仕事は楽しいかね?

この本を読んで思ったのは、どんな仕事でもそうだし、どんな境遇にいる人も考え方ひとつ次第で、いつもがんばってやっている仕事に対して、ガラッと見方が変わるなと改めて思いました。

会社員だのフリーランスだの、起業がどうのこうのってのはそれぞれ選択すればいいと思います。

ただ、一番大事なのは、その場所でしっかりと”仕事”をして、目の前のお客さんの満足度を上げることだと思います。

そのために自分にできることを日々探し、声に出し、行動する、その繰り返しだと思うのです。

今日は、この本を読んで思ったことを書いていこうと思います。

仕事は楽しいかね?を読んでハッとする

まず、この本の原作は2001年に出版されたもので、著書はアメリカの起業家でビジネスコラムニストのデイル・ドーテンという方です。

今回僕が読んだのは、この原作の伝えたい本質はそのままで、シチュエーションや登場人物が違う漫画バージョンをAmazonのキンドルで読みました。

漫画バージョンのあらすじはこうです。

デザイナーを夢見ながらカフェでアルバイトを続ける奈津。漠然とした不安と焦りのなかで、気がつけば32歳。不思議な老人マックスとの出会いをきっかけに、今いる場所でできることを試し始めることで、新たな夢へとつながっていく

多分多くの人がこの奈津を自分とを重ねることができると思います。

やりたいことはあるけど、現実を生きるのに精一杯で、でも特に不満もなくなんとなく毎日が過ぎていく中で、奈津がその現状をどう打破していくかが書かれています。

漫画バージョンではありますが、途中途中に原作の文章や伝えたい本質を説明してくれていて、とても読みやすい一冊でした。

退屈と不安のスパイラルから脱却せよ

本書の中では、主人公の奈津は現在の仕事に対して「特別な不安はない」が、「将来の希望も見えない」という悩みを抱えています。

人によっては自分の置かれている状況を社会のせいにし、自分の過去を責めるばかりで、肯定しない人も世の中にはいます。

自分がなりたかった”ヒト”になれている人、自分がしたかった仕事をしている人でさえ、現代では「なんかしっくりこない」気持ちを持つ人もまた多いと思います。

本書ではこう書かれています。

この国の経済が新たな双子の要素を生み出したことが分かった。今度の双子は社員レベルで生まれている。”退屈”と”不安”という双子だ。きみは、この二つは、同時に生じないと思うだろう。だけど、違う。人々は、したくもない仕事をし、同時にそれを失うことを恐れているんだ。

仕事は楽しいかね?

僕自身まさにこれだと思いました。

『したくもない仕事をし、同時にそれを失うのを恐れている。』

働き方改革で、労働日数や時間が削られて本来は自分の余暇を楽しむことができるはずなのに、実際のところは労働時間が削られたせいで稼げなくて困っているという人もいるくらいだ。

したくもない仕事ではあるが、休めばお金を使い、余裕がなくなる、だから副業してまでも体を酷使している大人がたくさんいます。

きっと年齢を重ねれば重ねるほど主人公の奈津のように不安は増すばかりで、退屈から逃れることは難しくなるとお思います。

そこで本書でも書いてあるが、この本の根幹をなす言葉として、

試してみることに失敗はない

というのが挙げられます。

試す人間になる

例えば人はゴールを決めた時、それに向かって歩いていく。

そしてなりたい職業に就けてゴールを達成した瞬間から何か違和感を覚え出します。

「ずっとしたかった仕事なのに、なんか幸せではない」

成功者とそうでない人の違いの一つに、成功者は人生のある地点において、Aプランで歩いてきたけど、方向転換でBプラン、Cプランに変えている人が多いです。

それぞれに何かきっかけがあり、そこから周りの環境が変わっていき、気がついたら数年前には考えもしなかった仕事をしている人が多いと思います。

僕自身もまさか海外に行って英語を取得して、帰国したらカメラマンとして起業しているとは5年前10年前までは考えもつかなかったプランです。

本書では、巡り巡った中でカフェをオープンした登場人物マサルに対して、主人公の奈津は

「運が良かったんですね」の一言を言いました。

確かに運もあったかもしれませんが、一番大事なのは、

このマサルが少しのキッカケから色々試行錯誤し、人生を開拓していった

試す人間」だったからこそ、得ることができた結果なのです。

人は規則正しく、将来の目標を決め、それに向かって歩きますが、ほとんどの場合、計画通りにはいきません。

その中で自分で方向を修正し、毎日のマンネリから少しづつ脱却することで、

自ずと新しい道が切り開ける、本書ではこう伝えたいのかもしれません。

明日は今日と違う自分になる

毎日、違う自分になるということは、「試すこと」を続けるということです。試行錯誤を繰り返し、日々新しい自分へとなっていく。川手地区ことは大変かもしれませんが、同時にとても「楽しい」ことでもあるのです。

仕事は楽しいかね?

まさにその通りで、昨日の自分より、今日の自分、今日の自分より明日の自分が少しでも成長するためには、やっぱり今を生きることが大切なんだなと思い知らされました。

思いついたらすぐ行動する

本書の中で、奈津はデザインを得意としており、カフェで働いている際、視点を変えて色々考え、「こうしたら面白いんじゃないか?」「お客さんに喜んでもらえるんじゃないか?」とアイディアが色々浮かびます。

それを店長に伝えたところ、試してみようということになりました。

多分こういった経験、あなたも持っていると思います。僕もあります。

やりたいこと、やってみたいことが思いついても、『でも』という言葉で終わらせがちな人は、ぜひ『とにかく』やってみることをオススメします。

デザインがやりたいけど、デザイナーじゃないしと考えるのでなく、とにかくやってみてそれをどんどん披露する。これが大切なことで、あとはそれを続けていくことで、きっと1年後には予想外の展開になっているかもしれません。

やりたいことが、現在の仕事にどう活かせるのかも考えながら、今できることを一生懸命やり、その上で、やってみたいことに挑戦することが重要だと思います。

まとめ

今後ますます働き方、生き方に関して議論がTwitterでもTVでも多くなってくると思います。

どの働き方も正解だし、それぞれの人に合った方法でいきていけばいいと思います。

そして大前提である仕事を楽しむことがより一層求められる時代になるだろうし、今現在、現状に満足していない人は、この本を読んで少しでも前向きになれることを願っております。

『仕事は楽しいかね?』

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