こんばんは!
写真は学校とか行かずに独学で学んだタクヤ(@takudaipare)です。
今日は先月東京で行われていたフォトグラファーのヨシダナギさんのトークイベントに行って話を聞いた時に感じた、フォトグラファーに必要なことをみなさんにシェアしたいと思います。
ヨシダナギはカメラの知識がない!?撮影は技術ではなく、○○。
先月、2月3日〜25日までKanzan galleryにて開催されていた写真展のイベントとして、先着35名の方限定でのトークショーに参加してきました。
その内容としては彼女自身が何故アフリカという大陸に行きたかったのか、
またそこで出会う少数民族の人達とどう触れ合うか、コミュニケーション、文化などを裏話も含め一時間たっぷりと話されていました。
僕自身もフリーランスでフォトグラファーをやらせていただいてるので、写真に関する話もたくさんあり、
彼女がどうカメラと向き合い、アフリカの人達の写真を撮っているのか、準備の様子も含め色々とても役に立つ話ばかりでした。
カメラの知識はほぼゼロ
これはフォトグラファーの間では有名ですが、
今現在はテレビや雑誌で特集を組まれるほどの有名フォトグラファーで、写真を見ると本当にいい写真ばかりで、個性的な写真が多数あります。
でも実際はカメラの知識、技術はほぼ無かったらしく、詳しいカメラオタクとかに深く突っ込まれるとオドオドしちゃうそうです笑
(今はだいぶ知識はあると思います、でも結構ピンボケ写真も多いみたい笑)
それでもああやってみんなが見てインパクトを与えるほどいい写真ばかり撮っているので、羨ましい反面悔しいのが本音です。
撮り初めは”ただ”のポートレートだった
カメラを持ってアフリカに行き始めた頃に撮っていた写真は今とはスタイルが違かったみたいで、
バストアップの寄りの絵で背景をぼかすだけでよかったと本人が言ってて、
しかもそれは誰にでも撮れる写真だったそうです。
フォトグラファーの視点から話すと、確かにヨシダナギさんの言う通りで、
バストアップの寄りで背景ぼけぼけの写真はよっぽど撮る人の知名度の高さとストーリー性が無い限り、
誰が撮っても同じということは言えます。
今ヨシダナギさんが撮る写真はそれぞれが独創的で、インパクトがあり、その一枚で全ての情報が伝わる写真です。
なおかつストーリー性もあり、一枚の写真を撮るのにロケハンやモデルのオーディションもする位、一枚に賭けています。
なので日本に帰国してデータをチェックして合格できる写真の枚数が数枚程度と本人が言っていました。
これにはびっくりしました。
あまりにも少ないことへの驚きと、それだけ過酷な土地で言葉の壁もある相手に対してのポージングの指示とかを考えると納得の枚数なのかなと、それだけ一枚に賭けてるんだなと感じました。
写真は技術よりも発想を具現化する能力が大事
今回、お話を聞かせてもらって感じたのが、改めて写真は技術や機材のスペックではないなと思いました。
与えられた機材で、与えられた限られた時間、場所、人をどう料理して一枚の納得する写真を撮るか、それが一番大切だなと再認識できました。
カメラや写真だけに固執するのではなく、色々な世界に興味を持ってそこから得られる感受性やアイディアを写真に生かすことが重要だと思います。
数多くのアフリカの国々に行き、彼ら少数民族の写真を撮り、それらを日本人に存在を知ってもらい、
興味を持ってもらいたいという気持ちが強くあるからこそ、彼女にしか撮れない写真があるんだなと強く感動しました。
*本人の作品をブログに載せていいのか権利を含め、わからないので、インスタグラムのリンクを貼っておきます。
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