皆さんこんにちは!
先日花火を撮影しに開始4時間前にクソ暑い中場所取りをして待機していたタクヤ(@takudaipare)です。
『花火を綺麗に撮りたい!!でもいつもうまくいかない……』
こう悩んでいる人が多いのではないでしょうか?
みなさんの中には、一眼レフカメラ、もしくはミラーレスカメラを持っている人がいると思います。
もしくはスマホでいつも花火の写真を撮ってるけど、これを機にカメラ買おうかなと考えている人は必見です。
<花火を上手く撮る方法>
①三脚、レリーズを準備する
②マニュアルモード(M)でシャッタースピードはバルブモード
③F値は13を基準(±はそれぞれの好み)
④ISOは100で固定
⑤ピントはMで合わせる(一番難しい)
⑥ひたすら撮るながら楽しむ
以上①~⑥を順番にやれば、こんな感じで写真が撮れるようになります。
それでは、どんな風に準備をしていけばいいかを具体的に説明していきたいと思います。
一眼レフ、ミラーレスカメラをで花火を綺麗に撮る為の準備編(道具)
1, 三脚を準備
まず花火を綺麗に撮るのに必須アイテムとして、三脚とレリーズは必ず必要になります。
僕らはもうスマホで写真を撮ることに慣れている為、なんで三脚が必要?となると思います。
スマホは正直かなり簡単に何も考えずにシャッターを押すだけで写真を撮ることができるのですが、
一眼レフカメラ、ミラーレスカメラでは、明るい場所、暗い場所で撮影するのに、設定がそれぞれ異なります。
花火を撮影するときは夜。周りが真っ暗な状態で一眼レフ、ミラーレスカメラのシャッターを押すと、どうなるでしょうか?
正解は、「真っ暗な写真」、「ブレブレの写真」になってしまいます。
まず、それらを防ぐために、三脚が必要となります。
持っていない方は、
三脚は安くても安定すればいいので、1つ用意してください。
ちなみに僕が初心者の方にオススメするのは、この三脚です。値段も安く、ベルボンというメーカーはとても有名で使いやすいです。
2, レリーズでシャッターを押す
多分馴染みのないアイテムだと思います。
こんなのです。
※カメラの機種によって使えるレリーズが異なりますので、自分のカメラに合うかどうかのご確認を
要はカメラのシャッターボタンを指で押す代わりにこれをカメラに繋げてボタンを押してシャッターを押す役割を果たします。
夜の花火撮影ですと、後ほど言いますが、シャッタースピードをとても遅くしないといけないので、指でシャッターを押すと、その振動だけで写真がブレたものになってしまいます。
いざ花火撮影(カメラ設定〜撮影)
準備するものは、上記した2つのアイテム、お持ちのカメラ、これだけです。
では、どうやって撮影すればいいかを説明していきます。
1, マニュアルモード、シャッタースピードをBulb(バルブ)にする
まず大前提として、カメラのモードをオートではなく、マニュアルモードに変えてください。
マニュアルモードですと、全て自分の思う設定に変更できるからです。
シャッタースピードを簡単に説明しますと、
シャッタースピードが早ければ早いほど、カメラに取り込む光の量が少なくなります。
※キャノンホームページから抜粋→ホームページ
シャッタースピードが図の左に行けば行くほど、一瞬の動きを捉える写真を撮れ、遅くすればするほど光をたくさんカメラに取り込むので、花火はもちろん、星空の写真も綺麗に撮れます。
※シャッタースピード30秒、F値4、ISO100に設定
こんな感じで、真っ暗な場所でも、三脚を使えばブレずに綺麗な写真が撮れます。
ということはつまり、30秒間この4人は動かずに耐えなければブレてしまうのです。笑
話を戻しますが、花火の写真を他の人と比べると、花火の花が開き切る前の写真と、
開ききった後の大きな花の写真に別れるのは、シャッタースピードが早いか、遅いかの違いだけです。
スマホで撮ろうとするとシャッタースピードはカシャッと早いので、自分の目で見たものと違いが生まれてしまうのです。
※シャッタースピード1分
2, F値はF13くらいを目安に、あとで微調整
※ニコンホームページから抜粋→ホームページ
F値の幅は持っているカメラのレンズによって違うので、お手持ちのレンズを調べて見てください。
値が小さければ小さいほど、カメラに取り込む光の量が多くなり、また、こんな風に後ろのボケ具合が変わります。
値が小さいほど、『解放』と呼び、値が大きいほど、「絞る」と言います。
F値8~10で撮影
景色の写真を撮るときは、極端にボカす必要がないので、F値の数値を高く設定して撮ることで、写真のように綺麗な青色を出すことができます。
逆に人物撮影とか、後ろをぼかして、プロっぽく撮りたい時は、F値を一番小さくして背景をボカすことができます。
花火の場合は、景色撮影なので、F値を13くらいに絞って撮ることで、
花火以外の景色もボケることなく、ピントがどこでも合うようになり、綺麗な写真になります。
3, ISOは100で固定
正直三脚を使わなくても夜の撮影は可能です。
その代わりに使われる方法として、このISO感度を高く設定する必要があります。
※ニコンHPから抜粋→ホームページ
赤枠で囲われた数値を高くすればするほど、シャッタースピードを変えずとも、明るい写真が撮れるようになります。
その代わり、写真自体がザラザラしたものになり、綺麗とは言えないものになるので、臨機応変に撮るものによって数値を変える必要があります。
花火撮影では、なるべく綺麗な写真がいいので、ISOを100に設定することをオススメします。
いざ撮影、たくさん撮って感覚を身につける
最後に必要なのは、どこにピントを合わせるのかです。
この図が分かりやすいと思います。
真ん中にあるシルバーのカメラにピントを合わせると、
赤矢印の範囲だけ、ピントが合って綺麗に撮れますが、
それ以外の手前の3つのカメラはボケるという仕組みです。
これを花火撮影で応用すると、
※シャッタースピード1分15秒、絞り(F値)13、ISO100で撮影
手前が観客席なのですが、そこに合わせてしまうと、少し花火との距離があるので、
丸で囲った場所にあらかじめピントを合わせるといいでしょう。
最初の数発を花火本体にピント合わせの時間にしてもいいですし、
打ち上げ場所がわかっていれば、そこにピントを合わせれば花火事態にもピントは合います。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
多分よくわからないと思います。
一番いいのは、花火でなくても夜に外で少し撮影してみるのが一番覚えやすいです。
この手順を順に行えば、夜の撮影は簡単にできます。うまい写真かどうかは腕次第なので、練習あるのみです。
まずは、カメラの性能を理解すること、シャッタースピード、絞り(F値)、ISO感度のこの3つの関係性を撮りながら勉強し、夜景を撮ってみたり、花火を撮影してみたりしてください。
そうすれば勝手に手が動くほどに簡単に技術が身につきます。
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