9歳で人生の生き方をドラマ”ビーチボーイズ”から学んだ。

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         ドラマビーチボーイズ

こんにちは!タクヤ(@takudaipare)です。

最近思うんです。

”自分の30年間の人生でいくつターニングポイントがあっただろう”って。

それを思い返したら、最初のターニングポイントが、9歳の時にあったことを思い出しました。

当時1997年、夏。

フジテレビで放送されていたドラマ『ビーチボーイズ』

このドラマが当時9歳の僕に衝撃を与え、そしてこの22年間一度も忘れることなく、僕の人生の軸を支えていました。

ただの1つのドラマに、人生で1番大切なことが詰まっていたんだなと、成長するにつれて感慨深くなる、そんなドラマでした。

この記事を読んでいる人の中にも、今の自分に満足していなかったり、将来が見えない、自分のやりたいことはなんだろうって悩んでいる人もいると思います。

そんな人たちにぜひ伝えたい、僕が経験した中で言える素直な気持ちをドラマのエピソードを少し入れながら話していきたいと思います。

9歳で悟る、”人生は自分で決めていく”もの

自分の海=自分の居場所

まず、少しだけドラマの概要を話したいと思います。

放送時期は97年の夏ドラマ、今でも夏ドラマではNO,1を誇る超人気作

主演:反町隆史(櫻井広海)、竹野内豊(鈴木海都)

共演:広末涼子、マイク真木、稲森いずみetc…

舞台は夏を迎えた、ある民宿。

ニートで彼女のヒモをしていた広海(反町)は彼女に見捨てられ、行くあてもなく、途方に暮れながら、気まぐれで海を目指してドライブをしていました。

一方、一流企業でバリバリ働くエリートサラリーマンの海都(竹野内)は、仕事のミスからプロジェクトを外され、気分転換で夏休みがてら海を目指していました。

そんな2人の若者がひょんなことから出会い、舞台となる民宿に辿り着き、そこで働きながら、人生とは何か、どう生きたいのかを、たくさんの葛藤、不安を抱えながら自分の”海”を探していくドラマです。

これを僕は9歳の時にハマって毎週必ずビデオに撮りながら見ていました。

それでは飽き足らず、撮影地であった千葉県の南房総まで撮影を見に家族で行った思い出があります。

自由と規律を同時に学べた

かたや広海はニート、そして海都は超エリート、この構図がとてつもなく面白かったです。

ニートはとにかく自由だ。考え方もテキトー、なんとかなるだろうの楽観主義。

超エリートはとにかく規律やルール、細かい性格で、慎重派。

僕はその現代でもよくあるこの二極化の構図を幼心でも学ぶことができました。

現代でも隣に座る人が、どこかの社長だったり、エリートなんてことは日常でもあると思います。

絶対に交わらないタイプの2人が、お互い気にくわない部分もありながら、

最終的には互いに認め合う存在になるというのが、僕はとても嬉しかった思い出があります。

誰にも自分の人生をコントロールすることはできない

覚悟を持つ勇気は誰しもが持てるもの

そんなドラマで一番、僕の中で強烈で、それからの人生に大きな影響を与えた、涙が出るほど感動したエピソードがあります。

海都は1度、民宿での生活をやめ、現実社会に戻ります。夏休みは終わりだと言い聞かせ、また仕事をバリバリこなす日々を送り始めました。

でも、内心名残惜しさを残しながら、前回ミスしたプロジェクトを成功させるために、ひたすら仕事を頑張りました。

上司である部長(平泉成)に最終的に「よくやった!、相手の会社ともうまくいけそうだ!」

と言われ、海都はホッと肩の力を抜いて、彼は思ったのです。

「仕事辞めて”あそこ”に戻ろう」

彼女を東京に残し、彼はまた民宿に戻り、新しい生活を送り始めました。

そんなある日、最近まで働いていた一流会社の上司の部長が休みを使って家族でその民宿に来たのです。

家族サービスが目的だったが、実は本当の目的は、海都を連れ戻すことでした。

それくらい彼は会社に必要な人間だったのです。

「お前はこんなとこにいる人間ではない。将来を棒に降るのか?彼女はどうする?民宿の妻にさせるのか?」

「時間を与えるから、よく考えろ。」

こう言ってどうにか説得したかった、部長。

海都は悩みながら、彼女にも相談し、決断しました。

旅行最終日の朝、海都は自分の答えを部長に言葉ではなく、朝ごはんで示しました。

「自分が丹精込めて作ったとびきりの朝食を食べていただきたく、、、」

この時、部長は何も言わず、全てを悟りました。

帰るまでの時間、広海、海都、部長の3人で堤防で釣りをしながら、部長は海都に言った言葉が人生の縮図だと僕は思います。

誰でもな、みんなお前みたいにやりたいと思うんだよ。でもな、できないんだよ現実には。

将来や、家族のこと、いろんな事があってな、できないんだよ。

年取ったら今度こそって思うけど、その時には、大したことできなくなっちゃうんだろうな。

俺は人生なんてそんなもんだと思う。思うことにした。

やれよ、好きにやれよ。

それで失敗しろ。うんと後悔しろ。

あんな馬鹿な真似すんじゃなかったって、会社辞めるなんて馬鹿だったなんて。

ボロボロの人生送って、うんと後悔しろ。

俺の人生が間違ってなかったって。お前が間違ってたんだってことを見してくれよ。

その時また、見にくるよ。

部長は若い頃に好きなことをやりたかったけど、できなかったのです。

だから海都のように決断して行動している人が羨ましかったんだと思います。

だからそれを否定するしか、自分の存在意義を見出す事ができなかったんだと気づきました。

文だけで見たら嫌な上司だけど、でもしっかり最後まで上司としてまっとうできたと僕は思いました。

だからこそ、海都は腹をくくれた瞬間でもあったのです。

人は悩みながら、それでも行動して答えを見つけていく

僕が、このドラマから学んだこと。

幼い頃に感じた言葉に表せなかった想いを今なら話す事ができる。

それは、「人生は自分で決めるもので、自分がやりたいことをやるべき死ぬまでの時間」だと思っています。

それに必要なことは、広海のような楽観主義の心。

どんな事が起きても、とにかくポジティブに捉え、いつも笑顔でいることの大切さ。

そして海都のような決断力、行動力。

僕は彼のように素晴らしい経歴なんてないし、彼の決断とは比にならないが、

9歳だった僕にもたらした決断することの大切さ、そしてそれを誰になんと言われようとも、

決めた道を歩く行動力は、今でもとても役立っているし、自分の人生の大きな指針となっています。

人生は本当によく分からない。

どこで道が分かれるのか、うまくいく人はうまくいくし、うまくいかない人はいかないし。

現実世界では巡りあう事がなかったが、SNSでそれは変わりました。

いつでも誰とでも、共通点がある人とコミュニケーションを取れ、そこから仕事も生まれ、恋愛もできる。

みんな自分の”海”を探し求めているという事です。

どこが自分にとって居心地の良い場所なのか、自分の人生、生き方を毎日葛藤しながら探しています。

僕もそんな中の1人です。

SNSによってもたらされた恩恵、独りではないと感じることに感謝をしなくてはいけないです。

中には全く人生に不安もない人がいるし、そして成功している人もいます。

ただ、そうじゃない人がほとんどの世の中で、それでもやっぱり大切なのは、

「誰がなんて言おうと、自分はこう生きる!」

「自分がやりたいことをやる!」

これを強く思い、行動していくことなんだと思います。

9歳でこれを学んだ僕はその後、やっぱり世間体や親によって心がグラグラ揺れてしまっていた時期はあったけど、何かを決める時、それが自分の人生において大きなイベントだった時、

いつも僕はこのドラマを思い出します。

そして背中を押してもらっています。

もし、まだ観た事がない人、もう一回大人になった今観たい人は、この夏ぜひ観て欲しいです。

何か1つでもそこから得るものがあると僕は信じています。

<次の記事>

ビーチボーイズカフェを訪れて、人の縁の大切さを学んだ

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